ワールドダイビングのエモンズ(USS EMMONS)ダイビング

ワールドダイビングのエモンズ(USS EMMONS)ダイビング

沖縄の国頭郡恩納村にあるワールドダイビングは、沖縄を代表するライセンス取得を扱っているダイビングショップで、初心者向けから上級者向けまで様々なポイントも熟知しています。それはUSS EMMONSで知られるエモンズのダイビングも例外ではなく、難易度は確かに高いですが挑戦して良かったと思いました。

エモンズ(USS Emmons)ダイビング・沖縄最大の沈没船

USS EMMONSは沖縄で最大を誇るアメリカの沈没船で、水深約40mくらいの深さに沈んでいるのが特徴です。朽ち果てている船体と穏やかに流れる時間、透き通る綺麗な青い海の対比が幻想的で、本当にまるで時間が止まったかのように感じました。

歴史を振り返ると確かに悲しいですし、同じ過ちを繰り返してはいけないことが分かります。その為、エモンズのダイビングは歴史を振り返り学ぶ機会としても、おすすめできるダイビングだと思います。

第二次世界大戦のそれも末期に日本に出向いたUSS EMMONS

USS EMMONSの発見は、実は2000年と思ったよりも昔ではなく、むしろここ約20年ほどの間に発見され、ダイビングスポットとなっているのが感慨深いです。当時、海底から浮かんでくる油を見つけた漁師さんの通報により、調査が行われて発見に至ったそうです。

第二次世界大戦のそれも末期に日本に出向いたUSS EMMONSですが、日本軍の特攻により沈没しました。80年近い時間が流れていることもあり、流石に船体はかなり腐食が進んでいますが、それでも船体の形は残っていて外から内部の様子も見られます。

不意に引っ掛かったりしないように、エモンズのダイビングでは周囲の確認や接近時の注意が重要ですが、こういったこともワールドダイビングで教えてもらいました。見どころは主砲や内部通路の扉などで、いずれもエモンズダイビングのダイビングスポットになっています。

しかし、船内には火薬や爆薬などが残っており、魚雷も雷管と信管つきで存在していますから、リスクを理解することが求められます。自分は以前から興味を持っていて、自分なりにあれこれ情報を集め調べたことがあるので、知識としてはそれなりに理解しているつもりです。

ただ、やはりダイビングのこととなれば現地で経験を積んでいるプロには敵いませんし、それは技術だけでなく知識も同様です。ワールドダイビングでダイビングを覚え、経験を積ませてもらってきた自分は、常に謙虚で初心で学ぶ姿勢が大事だと分かりました。

自信があっても誤った知識は自分の身を危険にさらしますし、ダイビングともなれば他の人達も危険にさらす恐れがあります。だからこそ一度頭の中の知識を空っぽにして、1から学ぶ気持ちでインストラクターの言葉に耳を傾け、分からないことがあれば質問して理解を深めることが大切です。

なぜこのような境地に至ったかというと、以前に一度無茶をして危うく怪我をしそうになった経験があるからです。幸い、この時は怪我をせずに済みましたが、普段温厚なインストラクターが見せたことのない表情で静かに怒り、それを見た自分は事の重大さを痛感しました。

それからは自分にダイビングをする資格はあるのかと悩みもしましたが、初心を思い出すことでもう一度謙虚にダイビングに挑戦する気持ちになれたわけです。これも皆ワールドダイビングのおかげで、憧れだったエモンズダイビングに挑戦して成功できたのもそうです。

ワールドダイビングあっての自分といっても過言ではありませんし、それこそ感謝してもしきれないです。写真でしか見たことのないUSS EMMONSが間近で見ることができた感動は、ダイビングを諦めず続けて良かったという感想に繋がりました。

エモンズのダイビングは僅かなミスが危険に結びつくので、万全に万全を期して臨む必要があります。

USS EMMONS

飲酒や寝不足は論外ですが、ダイビングコンピューターは自前のものが求められるほどです。それ以外の器材についても、使い慣れているものの方が良いと言われましたし、実際にその方が安心できました。
準備も精神状態も完璧が求められますが、シビアだからこそ挑戦のしがいがありますし、成功した時の喜びもひとしおです。

潮流はかなり強く気を抜くことが許されませんし、万が一にも流されてしまえば迷惑を掛けてしまうので、感覚的には宇宙空間で精密な活動をする宇宙飛行士になった気分です。船体内部は入り組んでいて船外以上に難易度が高いですから、何度も繰り返し挑戦したことがある人でなければ、侵入して見て回ることはできないでしょう。

歴史的価値がある、歴史を思い起こさせてくれるある意味で教材のような沈没船ですが、USS EMMONSを間近で見たいならワールドダイビングに相談することをおすすめします。106mを超える全長の船体は圧巻で、全幅も11mと数字だけを見れば小さく感じられますが、海の中では数字以上に大きく見えます。

200名以上の乗員が乗れる船なので当然といえば当然ですが、それにしても大きくて見応え十分です。隅々まで見て回ろうとすれば時間がいくらあっても足りませんが、水深の深さ故に1ダイブの時間は限られるので、必然的に繰り返し潜ることになります。

沖縄の国頭郡恩納村にあるワールドダイビング

当スクールは安全を最優先に、親切かつ丁寧にお客様にご案内しております。また、ダイビングライセンス取得コースやリフレッシュダイビングなど、お客様のレベルに合わせたプログラムをご用意しております。

無料の駐車場や洗い場、温水シャワー、パウダールーム、女性専用の化粧室なども完備しており、女性スタッフも常時在籍しておりますので、お一人様からでも安心してご参加いただけます。恩納村は沖縄本島の西海岸に位置し、リゾート地としても有名です。

ダイビングを通じて、素晴らしい海と出会い、貴重な思い出を作りましょう。

恩納村にある当スクールは、沖縄本島の中部に位置しています。高速道路を利用する場合は、石川ICから車で約5分の距離です。また、沖縄本島中部方面への無料送迎サービスも提供しておりますので、お気軽にご利用ください。

石川ICからの送迎も無料ですので、お車でお越しいただく場合でも安心してご利用いただけます。

エモンズ(USS EMMONS)の口コミ

T134
★★★★★
とても貴重な体験が出来る場所です。水深40m付近にありながらも透明度がよく、晴れた日に陽光が差し込んで、この世のものとは思えないほど美しかったです。
流れが強くて難しい場所だけに、ここに潜ることが出来るというのは、本当に有難いことだと思います。
目標にする価値のある、心から感動できる本当に素晴らしい体験でした。


良太郎
★★★★★
貴重なダイビングポイント🤿海底40mに沈む、駆逐艦エモンズ⛴
ダイビング、AOW取得して45、46本目で潜りました。魚雷や、特攻隊の飛行機エンジン回り、深い場所ではダイコンとの、睨めっこになります。
エモンズ全体が見渡せる、水深32mあたりで俯瞰しながら、何処を見に行くか、海況で決まる感じです。実際の所、ダイビング1本で、エモンズの間近に居れるのは、約10-15分位でした。
エアー、残圧も要注意です。潜行、浮上、安全停止にかなりの時間がかかります。
ダイビングポイントは、船首、船尾、中央の3ポイントあり、ガイドロープを使っての潜行になります。船長判断で、船首からのアプローチか、船尾からのアプローチか、決まります。
水中ライトは必須です。かなり暗いので、ライトは予備も持って行くのをお勧めします。決して無理のないダイビングを!ご安全に!


ういらぶ
★★★★
大戦の時の戦艦エモンズが沈む、ダイビングポイントUSSエモンズは深度も40mと深く、流れも速いポイントなので、上級者向けではありますが、かなり楽しいポイントでした。
波も穏やか、流れもさほど強くなく、透明度もまあまあでした。
当時のことを色々と調べてからいくと、砲台もいくつかあるので、どれとどれが何ミリ砲とかもわかるかと思います。
戦没者に敬意を払い潜りたいところです。おすすめです。

ワールドダイビング

タカギ
★★★★★
老朽化でいろいろ崩れてきているが、この状態で見れるうちに何度でも行く価値がある。基本的に中層も流れていることが多く、深度もあるため、どこのショップを見ても上級者向けとなっている。平均的には50~60本ほどの本数とディープの経験がないと連れて行ってもらえない。日本人のショップだと1日2本が定石だが、外国人のショップだと1日3本とか4本とか当たり前にやっている。あと、潮の流れによっては変なプランクトンに当たってしまうことがあり、めっちゃ痒くなります。


旅ダイバー
★★★★★
古宇利島沖に沈む、太平洋戦争時の駆逐艦です。本隊より先行しカミカゼ攻撃を探知するレーダーピケット艦だったようで、その特攻機の攻撃を受けて大破、多数の死者・行方不明者を出したまま自沈処理されたとのことです。中腹には特攻の跡と思われる大穴があり、近くにはゼロ戦のエンジンも落ちているそうな。
船体は右舷側に傾いて着底しており、艦橋は船体から崩れて分離していますが、砲塔や機銃、弾薬も戦時の姿のまま残されています。
海面からは船体は見えず、スキューバダイビングになります。アドバンスド・オープン・ウォーター以上とディープダイブのライセンスが必要です。案内するダイビングサービスの多くが、100本以上の経験と事前のチェックダイブを要求しているように、易しいポイントではありません。
海面のフロートから船体まで結ばれたロープを伝って潜行しますが、潮の流れが速いときは鯉のぼり状態になるらしく、ロープから手を離して流されたケースもあるそうです。自分は7本潜りましたが、幸いにも流れはほぼありませんでした。
ボトム43mになるので、滞在は長くて10分、ダイブコンピュータのDECOが鳴りっぱなしになります。できればテックダイバーのインストラクターに案内してもらうのをおすすめします。
通常のダイビングポイントではなく、多数の戦死者を出した太平洋戦争の遺構です。船体中央部には戦死者・行方不明者の名前を刻んだプレートがありますので、手を合わせましょう。
ここに潜るために、ダイビングのライセンスを取る価値のある場所です。

大崎
★★★★
沖縄の海底に眠る戦艦「エモンズ」で潜りました。水深約40mと深いため、ナイトロックスは使用できず、船周辺での滞在時間は10分程度と限られています。減圧停止を前提としたダイビングポイントです。
港からボートで20分ほどでポイントに到着。エモンズは、くじらが横たわっているほどの大きさの船体なので、1本目のダイビングでは船首から中央部分を、2本目では船尾から中央部分を探索しました。1本目の終了後は、一旦港に戻って水面休息を取ります。港にはホースの水シャワーも完備されています。
流れが速いので、潜航ロープを使って降下し、浮上時にもロープにつかまりながら減圧停止を行います。エントリー直後には、潜行ロープの周りでアカウミガメに遭遇、そのあともずっとついてきて遊んでくれました。人慣れしているカメです。2m級のマダラハタもいました。
魚雷や大砲、船尾のスクリューなど、見どころはいっぱい。ガイドは、元自衛隊員で「沖縄 海遊び」のオーナーである伊與田さん。最上級ポイントと聞いていたので、深さに不安がありましたが、安心して安全に潜ることができました。
戦争の歴史を感じさせる沈船に、豊かな海洋生物たちが集まる光景は圧巻です。歴史と自然が融合したエモンズダイビングは、特別な体験でした。潜水スキルを磨きつつ、過去に思いを馳せ、海洋生物の営みを間近に感じられる、まさに一石三鳥のダイビングスポットだと感じました。もう一度、潜ってみたいと思わせられるポイントでした。